太平




都営新宿線菊川駅徒歩2分程、大振りなもつ焼きが何とも有難いカウンター酒場の「太平」さん。 マイレビュアーさんとの愉しい呑み歩き、明るい女将さんと激安メニューが嬉しい「はやふね食堂」さんを後にして伺ったのがもつ焼き酒場の「太平」さんです。「行きたいもつ焼き屋さんが有るんですよ。」とマイレビュアーさん 「良いね、そこに行きましょう!」と軽返事の私、素直が私の信条です(笑)「あっ〜 此処ですよ、ここ!」静かな住宅街に佇むモルタル造りで昭和風情漂う建物の1階、藍色の地に「もつ焼 太平」と白字で抜かれた何とも清い暖簾、竹に通されているのがまた良い感じ、ちょこんと吊るされた「もつ焼き」との赤い提灯も雰囲気作りに一役かっています。すりガラスの戸をカラカラと引いて店内へ、右手に厨房、その前にカウンター9席程のこじんまりとしたごく普通の店内、先客が数名いらっしゃいましたが、幸いにも座ることが出来ました。厨房には体格の良いお若いご主人がお一人で切盛り、先ずは酎ハイ(350円) をお願いしてメニューと睨めっこです。金宮のグラスに入れられた酎ハイは惜しみ無く厚くカットしたレモンが添えられ金宮らしいサッパリ感が堪りません。主なメニューをご紹介すると刺し物はコブクロ(400円)のみ、焼き物はシロ、タン、レバー、カシラ等が1本140円から上タン、ナンコツの220円まで、その他煮込み(400円)、ぽてサラ(300円) 等々、印象としては焼物の価格が高く感じましたが後で納得する事となりました。コブクロ刺にシロ、レバー、テッポウをタレで「味自慢 旨い!ナンコツ塩」と書かれた若大将一押しのナンコツを塩でお願いしました。コブクロ刺は軽く湯通しして有るものの見るからに新鮮さが伝わって来る逸品、酢味噌ダレが相性抜群です。串物は何とオーダーしてから串を打つ丁寧さと拘り、焼き台に向かって丁寧に焼く若大将の背中の大きさに驚きます(笑)「はい!お待ちどうさまです。」と目の前に出されたシロを見て「ひえぇぇぇぇ〜」と唯々そのボリュームに驚くのみ、「これは大味かな?」と疑いながら口いっぱいに頬張れば、これが何と申し分無い美味しさ!これで140円は十分納得価格です。レバーもテッポウも然り、ご自慢のナンコツはこれまた凄いボリュームで旨味も抜群、自らご自慢するのも納得出来ます。お聞きしたところ若大将はサラリーマンからの脱サラ組、昨年お店を開いて一年足らず、言葉ひとつひとつに並々ならぬ拘りと思いを感じました。今後のご活躍がとても楽しみな「太平」さん、また伺わせて頂きます。ご馳走さまでした。
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