鳥もと


荻窪駅北口徒歩2分、荻窪座商店街の呑み屋、昭和27年創業の「鳥もと」。この商店街は初めてお邪魔しましたが、再開発中ながら 昭和の匂いが色濃く残る魅力ある商店街です。その歴史を少し探ってみました。『荻窪座商店街は戦後いち早く商店会を結成し、当時は中央区の銀座通 りを習い、道路(JR線路沿い) に枝垂れ柳を植樹し、春は新緑が夏にはサラサラと吹く涼風が商店街訪れる人々の心を和ませていました。残念ながらこの枝垂れ柳は中央線複々線拡張工事で撤去されてしまいました。結成されたばかりの商店街は、バラック建てのマーケットでガスも水道もなく食する事も困難な時代でした。(現在も当時の生活用水であった井戸が商店街の裏通 りに3ケ所残っていて、杉並区の非常用防災井戸として指定されている。 当商店街を訪れた方はぜひ一見して下さい。 )昭和30年代に入ると人々の生活も安定し、消費活動も徐々に上向きになり当商店街も発展の時期を向えました。当時の街の人通りは大変多く夜の10時、11時でもかなりの人出が有り活気のある商店街でした。昭和40年代後半になると、さまざまな業態の大型店鋪が出来、荻窪駅周辺の活気もだんだん失われてくるようになりました。時代の変化と云ってしまえばそれまでですが、当商店街でも物品販売の店が減少し、現在は飲食店が増えてきました。しかしながら商店街活動では、会員、各店の協力を得毎月24日特売日、サマーセール、サヨナラセール等々、各種イベントを行い集客活動に力を注いでいるところです。ぜひ当商店街をご利用下さい。<特長>当商店街は、昔から老舗が多く街の景観も昔のまま?と言えるかも知れませんが、古き良き物も残っております。当商店街の奥にはIT企業ヒュ−レットパッカード社の18階建てのビルがあるなど、新旧混然としているところも魅力です。飲食店は今風のオシャレな店からレトロな店までいろいろあります、ぜひご利用ください。物品販売の店は老舗が多く、店主も昔の事ならかなりの知識と経験豊富です。対面 販売の良さを、ぜひ味わってください。』以上のような背景のある商店街です。 その中の一角に「鳥もと」はあります。創業昭和27年という事で 昭和の匂いのするお店を想像すると思いますが、残念ながら再開発の影響で建替えられてしまっています。非常に残念です(涙)とは言っても、営業は13時からとさすが、呑ん兵衛にはとってもやさしい感じです。瓶ビール、シロタレ、レバータレを頂きました。焼き物は嬉しい事に 焼き鳥、やきとん両方を扱っておりレバーは必然的に鳥レバーとなるようです。 シロ、レバーともに食感、タレの味ともに高いレベルにあり、まいう〜です。また 北海道 釧路の近くにある白糖漁協より季節の旬の魚を直接取り寄せ出している自慢のメニューということでししゃもを追加しました。 まるで親子の様な大きさの違いです(笑)これも直接取り寄せているからでしょうか?しかしながら 、その味は旨み抜群で さすが自慢の逸品です。 創業昭和27年という歴史の力を感じるお店です。ご馳走さまでした。

鳥もと 本店

食べログ 鳥もと 本店