純喫茶 パール




京成線立石駅徒歩7,8分程、昭和喫茶の純喫茶「パール」さん。立石の街をブラブラ散策、視線の先に何やら古めかしい看板を発見し近づいて見れば「純喫茶パール」との何とも魅力的なフォント使いの看板です。その建物は建替えたであろうマンションではありますが、恐らくこの看板だけは昔の物をそのまま流用したと思われます。もちろん迷う事なく即、入店です(笑)天井にはお約束のシャンデリア、椅子から腰壁に至るまで同じ真っ赤なベルベット地で統一している素晴らしさ、窓際のレースのカーテンも良い感じです。奥に細長くL字型の造りの店内はまんま昭和、お店はお母さんと言うよりはママさんとの表現が似合う妙齢の女性が切盛りされています。これまたお約束のナポリタン(630円) をお願いしました。トントントンと具を刻む音、そしてジャージャーチリチリとしっかりと炒める音が聞こえてきます。奥ではご常連さんがお二人、テーブルのゲーム機にかぶり付くように夢中になっています。色々な喫茶店でゲーム機は何度も拝見しましたが、遊んでいる方は初めて拝見しましたね(笑)「はい、お待ちどうさま!」「店内の写真を撮らせて頂いて宜しいですか?」「ええ、どうぞ。こんな昔の喫茶店は珍しいでしょ(笑)」「こう言う昔ながらの喫茶店が大好きなんですよ。」私の切返しにママさん不思議がっている様子です(笑)肝心のナポリタンは比較的細麺を使用、ウインナー、タマネギ、ピーマン と喫茶ナポリとしては基本形、炒め過ぎでケチャップのネットリ感が飛んんでしまい、味は可もなく不可もなし、ミニサラダが付くのは有難い限りです。それにしてもこのマッタリとした昭和喫茶の雰囲気は堪りません。地元の社交場として、食事の場として、ある時はお酒の場としても利用されている喫茶店は本当に素晴らしいですね。これからも末長く頑張って頂きたいと思います。ご馳走さまでした。