喜楽




京成線堀切菖蒲園駅徒歩1分、昭和酒場の「喜楽」さん。会社の後輩を連れてマイレビュアーさんとの愉しい呑み会、昭和風情漂う街のひとつ、堀切菖蒲園にお邪魔しました。堀切菖蒲園は下町ハイボール発祥のお店と言われている「小島屋」さんを始めとして、数多くの昭和酒場が点在する呑ん兵衛にはとても有難い街、先ずは16時開店20時閉店と僅か4時間のみ営業の昭和酒場「喜楽」にお邪魔した次第、駅から通りを渡ってものの1分で到着です。自転車がやっと行き交えるかという程の狭い路地裏に静かに佇む「喜楽」さん、白で「金宮焼酎 喜楽」と染抜かれた藍色の暖簾と木製のヤレた引戸が何とも良い雰囲気を醸し出し、期待に胸が膨らみます。引戸を引けば時代は一気に昭和へと逆戻り、奥に厨房を構え、17,8席程のU字型の大きなカウンター席にテーブルが3卓、その横には小あがりも有りますがほとんど物置代わりと言っても過言では無い状況です(笑) 全体的な印象は一般の方は先ず汚いお店という印象をお持ちになるでしょうが、昭和好きの私にとっては何とも味があり魅力的、その証拠に先程から「いいねぇ、いいねぇ〜。」の連発です。焼酎ハイボール(270円) をお願いすればお母さんが目の前でグラスに注いでくれます。琥珀色した氷なしの正しく下町ハイボール、炭酸は新小岩の野中食品工業(有)製「ドリンクニッポン」を使用、生きの良い強力な泡がとても良い感じです。アテは「ねぎぬた(400円)、ハムカツ(400円)にお薦めの 揚げ出し豆腐(400円)」をお願いしました。どれもこれもが結構ボリューミィー、酢味噌がちょうど良い感じのタップリとマグロの入ったねぎぬたはサッパリとして良い箸休め、サクッと揚がったハムカツは厚みも有って食べ応え十分、キャベツの千切りがシッカリと添えられているのに店主の心遣いを感じます。驚いたのがお薦めの揚げ出し豆腐、豆腐だけでは無く鶏肉、ナス、インゲンも一緒にタップリと盛られた逸品、自分の好みでダシを掛けて食べるというのもとても良いアイデアです。お店の雰囲気からは想像出来ないアテの美味しさとコストパフォーマンスの良さそして昭和な店内の雰囲気に、私は相変わらず「いいねぇ、いいねぇ〜。」の連発です(笑)ハイボールをお代わりして、十分堪能させて頂きました。こんな酒場が近所に有ったら最高ですね。ご馳走さまでした。
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