ロージナ茶房


国立駅徒歩3分程、創業昭和28年老舗喫茶店の「ロージナ茶房」。実は国立は私の実家が有り、30年間程過ごした街なんです。その街の歴史は大正14年頃からプリンスホテル系の堤康次郎氏が学園都市として開発を進めたのが始まりだそうです。南口から3方向に放射状に伸びる道路を中心にし、区画整理された綺麗な町並みはその開発の賜物です。国立と言う地名は両隣街の国分寺と立川から一文字ずつ頂いて誕生したとことはご存知でしょうか。駅前からまっすぐ南に走る4車線の大学通りの桜並木は東京の桜の名所のひとつになっています。国立には多くの喫茶店が点在しますが「ロジーナ茶房」さんはその中でも老舗中老舗、作家の山口瞳さん、滝田ゆうさん達が通われた喫茶店としてもその名が知られています。本日は遅い昼食をと16時頃お邪魔しました。店内はあちらこちらに歴史を感じさせる古めかしさと言うよりはモダンな昭和の雰囲気が漂い、昭和好きの私にはたまりません。昔ながらのナポリタンとコーヒーをお願いしました。出てきたそれは普通では大盛りに匹敵するタップリとした量感、細目の麺を使用した正しく懐かしい味のする美味しいナポリタンです。この雰囲気の中で食べるナポリタンの味は格別ですね。食後にゆっくりコーヒーを頂きながら堪能させて頂きました。ご馳走さまでした。