立喰いそば ういーん




JR鶴見駅徒歩1分、立喰いそば屋さんの「ういーん」。仕事でお取引先様への商談に向かう為に鶴見駅で下車、川崎と横浜に挟まれた鶴見は京浜工業地帯を抱える労働者の街でも有る事から大衆酒場や角打ちそしてピンク街と、高度経済成長期からバブル経済頃はかなりの隆盛を誇ったと思われます。近年再開発が進みつつ有るようですが、現在でもその名残はあちらこちらに垣間見え、昭和好きの私にとってはとても魅力的な街の一つです。バス停へ向かおうと駅から階段を降りたところで昭和風情漂う良い感じの立喰いそば屋さんが目に留まりました。店名は何と「ういーん」(笑)「えっ!ういーん?」と思わず声に出してしまった程の驚き、半分冗談かと思いきや暖簾にもしっかりと「立喰いそば  ういーん」と抜かれています。時間に多少余裕がある故、お邪魔しない訳には行きません(笑)店内は厨房を囲む変型L字型カウンターのみですが結構な広さ、券売機で天ぷらそば(330円)を購入、プラスチックのチケットが完全に昭和です。「お待ちどうさま!」と出された天ぷらそばはかなり濃い色の出汁に薄目の天ぷらがこれまた昭和な立喰いそば然としてお店の雰囲気にピッタリです。先ずは出汁を頂けば、濃いだけかと思いきやシッカリとダシの感じられる旨味のある美味しい出汁、天ぷらもサクサクっとして良い感じ、真ん中にちょこんと竹輪が乗せられているのが面白いですね。出汁を最後まで飲み干して「ご馳走さま!」「どうもありがとうございました!」「立喰いそば ウイーン」外観同様、期待通りの美味しい昭和な立喰いそばでした。ご馳走さまでした。

ういーん

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