フルーツパーラーポポ

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 新京成線常盤平駅徒歩5,6分、昭和喫茶ど真ん中の「フルーツパーラー ポポ」さん。常盤平と言えばやはり常盤平団地は外せ無い物の一つ、1955年(昭和30年)に建設計画が発表され1959年(昭和34年)に入居者募集が行われた、まさに公団住宅のはしりの団地、当時は水洗トイレ、風呂、ダイニングキッチン、ベランダなどを取り入れて近代的なものとして憧れの住宅だったそうです。その中でも総戸数5000戸を超える常盤平団地はかなりの大型団地、50年以上経った今、高齢化率が40%近くなる中で、建て替えでは無く現状の建物をメンテナンスしながら維持するとの道を選んだ事は後々とても貴重な資料や財産になる可能性大ですね。当時としては有り余る広い土地にゆったりと団地を建設し、樹木も多く残した緑多い好環境は現在でも変わることなく残っています。読売新聞社の「新日本街路樹百景」に選ばれた団地を貫く「常盤平けやき通り」、今回ご紹介の「フルーツパーラー ポポ」さんはまさしくその通り沿いに静かに佇む昭和のフルーツパーラー、常盤平団地と共に育ってきた喫茶店なのでしょう。店名しかり、その外観は当時憧れの常盤平団地に負けず劣らず良い感じ、昭和モダンを感じる半円形のファザードが3つ並ぶ姿は昭和好きおやじの心を擽ります。看板のフォントも魅力的で堪りません。お約束の丸い大きな取っ手の付いた扉を引いてお邪魔すれば、店内は昭和そのもの、左手奥にカウンター厨房を構えて、テーブルが6卓のこじんまりと落着いて良い雰囲気、白いテーブルに年季が入って鈍く輝く真っ赤な椅子が最高です。営まれているのは常盤平団地世代のご夫婦、お母さんがお水を持って「いらっしゃいませ。」と優しく丁寧な声で迎えてくれました。先客はこれまた団地世代のお母さん2人組、愉しそうにお孫さんのお話で盛り上がっています。ラブラブなイラストの描かれた可愛いメニューを拝見すれば結構な数のフードメニューにフルーツパーラーらしい生ジュースやフルーツパフェにプリンアラモード、嬉しいことにビール、酎ハイ、水割りに日本酒まで、地元民の憩いの喫茶店ならではの品揃え、車で来たのが悔やまれます(笑)「ナポリタンに珈琲(セット価格850円)」をお願いしました。厨房はご主人の担当、鍋を振って私のナポリタンを炒める音が店内に響きます。ジャージャー、カランカラン、チリチリチリ 、口の中はヨダレの洪水です(笑)「お待ちどうさまです!」と運ばれて来たナポリタンは中細麺でハム、ソーセージ、タマネギ、ピーマン  の喫茶ナポ、シッカリと炒めたのでしょう、焦げたピーマンとタマネギはご愛嬌、里芋煮が2個添えられている小鉢も嬉しい限りです。里芋煮は甘過ぎず良い塩梅の味付け、これではご飯が欲しくなります(笑)ナポリタンも申し分有りませんが個人的にはもう少しケチャ度高めが好みなところです。ご主人が厨房から出て来てカウンター席で遅い昼食、お母さんが甲斐甲斐しく味噌汁を運んだりと、こんな雰囲気大好きです。食後の珈琲を頂きながらのまったりと過ごす時間は昭和な喫茶店ならではの至福のひと時、「ご馳走さまでした!」「どうもありがとうございます!良ければまた起こし下さい。」最後まで丁寧で優しいお母さん、次回は娘でも伴って、フルーツパフェでも頂きたいと思います。ご馳走さまでした。

 「フルーツパーラーポポ」 食べログ