入谷食堂


日比谷線入谷駅、徒歩5分程、大正12年創業の大衆食堂「入谷食堂」さん。本日はビールでも頂きながら、ついでに昼食も摂れればと大好きな食堂呑みを目指し「入谷食堂」さんにお邪魔しました。残念ながら建物は建替えられて、鉄筋の堅牢な建物に替わっていますが、真っ白いとても清い暖簾が店先に掛けられて、往年の姿を彷彿とさせますね。店内は奥の厨房、手前のフロアともに結構な広さ、そして営業時間が何と朝7時から夜9時半までとまるで上野の呑み屋さんの様な素晴らしさです。当然朝酒も全く問題無い素晴らしい食堂ですね。お昼にはまだ少し早い時間、先客は無く女将さんとその娘さんでしょうか、お二人のんびりと寛いでいらっしゃいました。「宜しいですか?」「ハイ、どうぞ いらっしゃいませ。」慌てて女将さんは厨房へ戻り、娘さんはお茶を注いでくれようとします。「あっ〜 お茶は結構ですよ、瓶ビールお願いします。それとハムエッグを!」 ビールはキリンラガー、昼酒のラガーはかなり好み、ハムエッグは半熟の目玉焼きを囲むかのようにハムが並べられ千切りのキャベツが添えられ、ビールにピッタリですね。さて食事はどうしたものかと厨房上のメニューと睨めっこ、迷いに迷った末にさんまの塩焼き定食をお願いしました。丸々とした脂ののった大きなさんま、ご飯、味噌汁、お新香、そして嬉しいことに茄子を煮た小鉢が付いています。この小鉢の量がたっぷりとしてビールのアテにもピッタリです。それにしてもさんまの腹ワタの苦みってどうしてこんなにも美味しいのでしょうかね。ご飯も全てしっかり頂き、お腹もパンパン、大満足です。営業時間といい、暖簾の清らかさといい、そこはかとなく歴史を感じさせる入谷食堂さん、また是非お邪魔したいですね。ご馳走さまでした。

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