こどもの家 きくや




都電荒川線荒川遊園地前駅徒歩2,3分、 まさに子供と大人の食べる遊園地、駄菓子ともんじゃ焼きの「こどもの家 きくや」さん。町屋で軽く昼呑みを愉しんだ後、路面電車で何処かへフラッと行ってみようと都電荒川線線に乗車、トコトコ揺れながら等と勝手に妄想していましたが、さすがに平成の路面電車はとてもスムーズ、まるでバスに乗っているかのような快適さです。路線図を眺めていると「荒川遊園地前」との駅が目に止まり何の目的も無く取り敢えず降りた次第、駅のそばには「あらかわ遊園」というとても歴史の有る遊園地、あちらこちらに小さな子供連れの家族がのんびりと散歩を愉しまれています。「あらかわ遊園」は観覧車なども備える入場有料の遊園地、さすがに一人では寂し過ぎるのでパスさせて頂き道を戻り掛けたその時、目に入ってきたのが「こどもの家 もんじゃ焼き•おかし きくや」と白く抜かれた真っ青なハザード、道を渡って近付いてみればなんとこれが昔ながらのもんじゃ焼き屋さん、向かって左手がもんじゃコーナー、右側は駄菓子コーナーとなっています。焼き台4面にパイプ椅子、メニューに目を移せばもんじゃ焼きが350円からと、これはまさしく昭和もんじゃ!休憩がてら入らせて頂きました。「いらっしゃい!」と迎えてくれたのは私の母程のお母さん、「取りあえず瓶ビール(大瓶570円)をお願いします。」ビールで喉を潤しながらメニューと睨めっこ「やきそば、切りイカ、海老、チーズ、ベーコン etc 」10種類程のどれもが400円ととても良心的、駄菓子のコーナーにはお約束のベビースターラーメン、ベーシックな素もんじゃ(350円)をお願いし「ベビースター(30円) も貰いますね!」と戦闘準備万端です(笑)「お待ちどうさま!」と目の前に置かれた素もんじゃは、細かく刻まれたキャベツに揚げ玉、紅ショウガ、青海苔を小麦粉で溶いたベースに入れただけの至ってシンプルなもの、自分でソースで味を付けて一気に鉄板に流し込みます。ジュワァァァァァァ〜との良い音と湯気が立ちのぼり、そこにベビースターを投入しヘラで細かく砕いた後は暫くの放置プレイ、とても良い匂いが立ち込めビールがグングン進みます。ソロソロかと端をヘラでつっつけば立派なセンベイの出来上がり、ハフハフしながら口に運べば美味いのなんの、味付けの素晴らしさに自己満足しきりです(笑)「ごちそうさま!とても美味しかったですよ!」「どうもありがとうございました。950円になります。」こんなに愉しく美味しいもんじゃを低価格で提供してくださるお店の姿勢に感謝する次第、末長く頑張って頂きたいですね!ご馳走さまでした。
こどもの家 きくや」 食べログ